INFORMATION
福井県立大学 海洋生物資源学部 海洋生物資源学科 藻類生命科学研究室の佐藤グループのHPです。珪藻(けいそう)は肉眼では見えないくらい小さな藻(も)ですが、実は10万種類程度存在すると考えられている多様な生物で、海や湖、川など、水のあるところならどこでも生育しています。とても身近で、しかし未だ多くの謎が残された「珪藻」を研究対象として、細胞の形や遺伝子、生活スタイルや生殖などといった手掛かりをもとに、彼らがいつどうやってこれほど多様化したのか、その進化の過程を明らかにすべく研究を行っています。
Welcome to the website of Sato Lab at Fukui Prefectural University, Japan. Diatoms are small unicellular algae that cannot be seen with the naked eye. However, these organisms are remarkably diverse, with an estimated 100,000 species. They thrive in various aquatic environments such as oceans, lakes, and rivers. Diatoms are everywhere, yet they remain a subject of numerous mysteries. The research undertaken in our lab focuses on diatoms, investigating their morphology, genetics and life cycle. By exploring these aspects of diatoms, we aim to uncover the evolutionary process that has led to the astounding diversification of diatom species and shed light on how they achieved their ecological success.
佐藤グループでは珪藻に興味のある学部生・大学院生・ポスドクを大募集しています!
CONTACT
〒917-0003 福井県小浜市学園町1-1
福井県立大学 教授 佐藤晋也 ssato[a]g.fpu.ac.jp *[a]=@
Shinya Sato, professor, Fukui Prefectural University
1-1 Gakuen-cho, Obama, Fukui 917-0003, JAPAN
UPDATE
2025.09.27 [publication] 論文が出版されました。秘密結社による久しぶりの作品です(参考サイト)。今回の論文には同じ研究室出身の渡辺剛博士ことツヨポンも参加してくれました。ありがとうツヨポン博士!
2025.08.01 [publication] 朝倉書店から出版された図鑑 「水の中の小さな美しい生き物たち」 の珪藻パートを分担執筆しました。昨年の「小学館 NEO POCKET プランクトン」と同じ3人組での執筆。同世代の珪藻仲間とワーワー言いながらの共同作業は楽しいものです。齋藤さん廣瀬さん、是非またご一緒してください〜
2025.06.19 [publication] パルマ藻の新目、新科、新属、新種を記載しました。大勢の研究仲間と寄ってたかって観察・解析して、新たに見つかった藻類の姿を丸裸にした内容てんこ盛りの大作です。論文への直リンク ←オープンアクセス!
2025.04.01 [members] 令和7年度研究室メンバーを更新しました。
2025.03.31 [blog] D3のEldrinが博士号を取得しました。3年間異文化での生活や研究、本当によく頑張ってくれました。お疲れさま〜
2024.11.29 [publication] 学生の頃からの友人Yuhang君と初めて一緒に論文を書きました。海洋熱波を受けた珪藻の応答を遺伝子発現解析から予測しています。彼は同世代の研究仲間ですが現役バリバリに研究していて憧れます。
2024.11.28 [blog] D3のEldrinが無事学位請求論文発表会を終えました。ラストスパート、頑張ってください!
2024.11.17 [publication] ものすごーーく久しぶりに主著の論文を書きました。顕微鏡写真をふんだんに掲載した(計68枚も!)マニアックな作品です。シリーズ化を目論んで1作目を2013年に出版しましたが、2作目となる本作が出るまでに11年もかかってしまいました...。3作目を準備していますが、このペースだと出版は2035年ですね。論文への直リンク ←オープンアクセス!
2024.08.27 [publication] ミズワタクチビルケイソウシンポの内容をまとめた総論が出版されました。東北大学にミズワタクビルケイソウ界隈の人が集結したという例のイベントの記事です。
2024.08.11 [blog] アメリカで開催されたゴードン会議に招待してもらい発表してきました。参加者の皆さん超個性派揃い(かつものすごい業績)で、刺激を受けまくりました。
2024.06.22 [blog] M2の麦倉さんが日本珪藻学会第45回大会で学生発表賞を受賞しました。めでたい!おめでとう!
2024.06.19 [publication] 図鑑「小学館 NEO POCKET プランクトン」の珪藻パートを分担執筆しました。国立科学博物館の齋藤さん&兵庫県立大学の廣瀬さんという学生の頃からの珪藻仲間と一緒に執筆。同世代ということもあり楽しい作業でした。
2024.06.16 [blog] 珪藻の名作ビデオに日本語字幕をつけました。作業にあたり20年ぶりくらいにビデオを見返しましたが、今見ても色褪せない魅力や超絶映像のオンパレードに改めて度肝を抜かれました。超オススメ作品です。
2024.06.01 [publication] D3のEldrinの論文が出版されました。小浜湾で採集した珪藻株について、バイオ燃料への応用の可能性を見出しました。
2024.05.09 [publication] テキサス州立大学 池端先生との共同研究成果が出版されました。うちの可愛い珪藻株が大活躍しています。論文への直リンク ←オープンアクセス!
2024.04.17 [blog] D3のEldrinが第9回アジア太平洋藻類学フォーラムで学生発表賞を受賞しました。素晴らしいニュース。この調子で最後の1年頑張ってください。
2024.03.06 [publication] 鎌倉博士 (現 奈良女子大) の当研究室在学中の研究成果が出版され、表紙写真にも選ばれました。本研究室で初めて取り組んだトランスクリプトーム解析で、当時実験系の立ち上げから試行錯誤しながら頑張ってくれたことを思い出し非常に感慨深いです。論文への直リンク ←オープンアクセス!
2024.02.09 [publication] となりの部屋の吉川先生との共同研究成果が出版されました。系統解析を担当しました。論文への直リンク ←オープンアクセス!
2024.01.08 [publication] 鎌倉博士 (現 奈良女子大) の当研究室在学中の研究成果が出版されました。敦賀市の中池見湿地に3年間ほぼ毎月通い、近縁な2種が全く異なる生活史戦略を持っていることを明らかにしました。猛暑の中汗だくになりつつ作業したり、積もった雪をかき分けて山道を進んだりと大変なことも多かったですが、そういった体験も良い思い出です。
2023.11.28 [gallery] 珪藻写真をアップしました。是非ご覧ください。
2023.10.11 [members] 新たに3名の三年生が珪藻グループに加入しました。
2023.10.03 [cv] 北國新聞からミズワタクチビルケイソウに関する取材をうけました。
2023.07.30 [cv] 佐藤の研究内容を紹介する外部ページをMediaとしてリストアップしました。
2023.07.26 [publication] 琵琶湖博物館 大塚博士との共同研究成果が出版されました。外来種に関する総説で、ミズワタクチビルケイソウについても取り上げています。
2023.05.14 [publication] 京都大学 緒形研究室との共同研究成果が出版されました。パルマ藻ゲノム解析で、鞭毛関連遺伝子の探索や当該箇所の執筆を担当しました。論文への直リンク ←オープンアクセス!
2023.04.01 [members] 令和5年度研究室メンバーを更新しました。
2023.05.14 [blog] D2のEldrinが日本珪藻学会第44回大会で学生発表賞を受賞しました。
2023.03.31 [blog] D3の鎌倉さんが博士号を取得しました。佐藤研初の博士ということで、私にとっても学びが多かったです。これからは同業者としてお互い頑張りましょう〜
2023.03.22 [blog] D3の鎌倉さんが日本藻類学会第47回大会で学生発表賞を受賞しました。
2023.02.24 [blog] ミズワタクチビルケイソウ研究についてプレスリリースを行いました。
2022.10.20 Googlesite旧サイト閉鎖に伴い佐藤グループHPをこちらに移転させました。